トラックドライバーの給料は都道府県によって違うの?給料が高い県は?稼いでいる人の特徴も紹介

トラックドライバーの給料は都道府県によって違うの?給料が高い県は?稼いでいる人の特徴も紹介

2024年4月から日本で就労する外国人の新たな在留資格として、特定技能分野に「自動車運送業」が加わることが決定となりました。これにより、トラック業界でも外国人を積極的に採用していく流れになっています。

これからトラックドライバーを目指す方にとって、年収は大いに気になる要素のひとつでしょう。できれば給料の高いところで働きたい、給料の高い県でドライバーに就きたいと考えている方も、少なからずいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、トラックドライバーの給料が高い都道府県をランキング形式で紹介します。 この記事を参考にしていただき、より良い待遇のもとで働けるようお考えいただければと思います。

1.トラックドライバーの都道府県平均ランキング

まずは、トラックドライバーの都道府県別平均年収をランキング形式で紹介します。

順位都道府県平均給料
1東京都550万円
2大阪府472万円
3神奈川県432万円
4愛知県432万円
5宮城県393万円
6茨城県393万円
7栃木県393万円
8群馬県393万円
9千葉県393万円
10石川県393万円
11福井県393万円
12長野県393万円
13静岡県393万円
14三重県393万円
15滋賀県393万円
16京都府393万円
17兵庫県393万円
18奈良県393万円
19岡山県393万円
20広島県393万円
21山口県393万円
22徳島県393万円
23福岡県393万円
24北海道354万円
25岩手県354万円
26山形県354万円
27福島県354万円
28埼玉県354万円
29新潟県354万円
30富山県354万円
31山梨県354万円
32岐阜県354万円
33和歌山県354万円
34鳥取県354万円
35島根県354万円
36香川県354万円
37愛媛県354万円
38高知県354万円
39長崎県354万円
40熊本県354万円
41大分県354万円
42鹿児島県354万円
43青森県314万円
44佐賀県314万円
45秋田県314万円
46宮崎県314万円
47沖縄県314万円
出典元:平均年収.JP「トラック運転手(ドライバー)の年収を詳しく解説

最も平均年収が高い都道府県は、平均年収550万円の東京都でした。一方で、最も平均年収が低い都道府県は、平均年収は314万円の青森県、秋田県、佐賀県、宮城県、沖縄県でした。平均年収の差は、236万円です。

2.なぜ、都道府県ごとに支払われる給料が違うのか

トラックドライバーの給料は都道府県ごとに大きく異なります。

前述したように、正社員として働いているドライバー職の給料において、最も平均給料が高い東京都と最も平均給料が低い県では236万円もの差があります。 トラックドライバー職に限ったことではありませんが、給料は働く人の生活費や支払い能力などを考慮して決められます。

そのため食費や家賃、生活費が高い地域の給料は高く、生活費が低い地域の給料は比較的低めに設定されます。このように生活費とお給料の関係はそれぞれの地域ごとに良いバランスを保っているのです。

つまり、給料の高い地域に引っ越しても、必ずしも生活が今以上に楽になるわけではありません。

3.なぜ東京のトラックドライバーのお給料は、他の県に比べて高いのか

東京都で1人暮らしをする際の生活費の平均は20万円前後といわれています。一方沖縄県で1人暮らしをする際の生活費の平均は10万円ほどだといわれています。
東京都は物価が高く、家賃や食費は地方と比べることができないほど高い場合がほとんどです。
東京都で生活をしていくためにはお金が必要であり、結果的に給料も高くなる傾向にあります。

4.平均年収より、お給料をもらっている人の特徴

前述したように、給料の高い地域に引っ越しても、必ずしも生活が今以上に楽になるわけではありません。
しかし、本記事で紹介した平均給料より多く給料をもらっているトラックドライバーは多くいらっしゃいます。
ここでは、平均給料よりも多く給料をもらっているトラックドライバーの特徴を紹介します。
給料アップを目指している方は、ぜひ参考にしてください。

資格を保有している

業種や資格手当の金額は事業所や都道府県によって異なりますが、資格手当の相場は以下の通りです。

業種・免許別給与構成

 給与1ヶ月平均給与+賞与1ヶ月平均
けん引免許391,000円442,300円
大型自動車免許354,500円402,100円
中型自動車免許304,600円337,800円
準中型自動車免許320,100円361,200円
普通自動車免許313,200円365,700円
平均342,500円382,700円
2022年トラック運送事業の賃金・労働時間の実体(単位:円)

運転者の賃金を免許別にみると、1ヵ月平均賃金で高い方から、けん引、大型、準中型、普通、中型の順となっています。 上位免許を取得することで、より高い給与を目指すことも可能です。

長く働いている

平均給料より多く給料をもらっている職員の多くは、1つの勤務先で長く働いています。

1つの勤務先で長く働くことにより、昇進や昇給の機会を得ることができ、少しずつ給料が上がっていきます。
10年以上勤務しているトラックドライバーは約80,000円以上の賃金アップが可能です。

長く働くことで確実に給料アップを目指せることは確かです。

夜勤をしている

夜勤をすると、深夜手当が受け取れるため給料があがります。

現在の労働基準法では、22時から翌日朝5時までの間に労働があった場合、25%増しの賃金を支払うことが定められています。 トラック業界でも適用されており、夜勤を選んだ運転手には深夜手当が支払われます。深夜の時間帯は道が混むことが少ないため、静かな環境でスムーズに運転ができるというメリットがあります。 効率よく動くことができるので、周ることができる範囲も広がり、収入アップや勤務時間の短縮にもつながります。 夜勤は車好きにとって運転に集中できることが魅力ですし、自分のペースで運転を楽しみたいという方にはぴったりです。給料を上げたい人は、体調に無理のない範囲で夜勤をするのがおすすめです。

5.給料アップを目指そう!

今回は、トラックドライバーの都道府県別平均給料と平均年収を紹介しました。
働く地域によっては、ドライバー職の年収が大きく異なることがわかりました。

地域によって物価もさまざまなので、年収が高い地域に引っ越したからといって、必ずしも生活が今より楽になるわけではありません。
また、本記事で公開した平均年収より、多く給料をもらっている方はたくさんいます。

確実に給料アップを目指したい方は、本記事で紹介した平均給料より多く給料をもらっている方の特徴を、ぜひ参考にしてください。

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